この日はシャロームガイドオフィスの門田ガイドと斜里岳でのお仕事(ツアー)。山の中ではシウリザクラやオガラバナ、エゾカンゾウやミネザクラ、ハクサンイチゲ、エゾノツガザクラなど、沢山のお花が見られました。お昼までは天気も良かったのですが、みるみる積乱雲が近づいてきて下山時には雷がゴロゴロとなっておりました。的確な判断で素早く下山できて何よりでした。宮崎からおこしの皆様、また遊びに来てくださいねー。
新着情報
メディカルID、緊急時情報、ご登録のおすすめ
iPhoneやAndroidのスマホには、メディカルIDや緊急時情報というものを登録できることをご存知ですか?
メディカルID(iPhone)や緊急時情報(Android) とは、事故や病気で倒れるといった危急の自体の際に、第三者がその人のスマホを見て、身元や緊急連絡先、血液型、アレルギー情報などを確認できるようにするためのものです。最近では救急医療の現場などでは結構活用されているようでね。このような情報はいつもガイディングのお申し込み段階で確認させていただいておりますね。
メディカルID、 緊急時情報 ともにロック画面を省略して救助者が素早く確認できるものとなっております。これは登山の際はもとより、普通に日常生活においても有用なものだと思います。ぜひご登録の上、リスク管理にご活用ください。
2022/06/22 雌阿寒岳登山ガイドプラン
皆様こんにちは。登山ガイドの西田です。オンネトーや雌阿寒岳登山は実は6月~7月上旬は一年の中でも良い季節で、暑くもなく寒くも無く丁度いい気温であり、花も多く観察できます。(コマクサ、メアカンキンバイ、カラフトイソツツジ、エゾオオサクラソウなど)
雌阿寒岳・六合目付近 雌阿寒岳・メアカンキンバイ 雌阿寒岳・火口 阿寒富士
雌阿寒岳は野中温泉ルートは登山道周辺の踏圧で花が少なくなっていますが、オンネトールートや阿寒富士の下部は花が多いです。やっぱり雌阿寒岳は野中温泉~オンネトールートのラウンドルートが楽しいですね。この日は平日のためか、割りと登山者の少ない雌阿寒岳で、ひっそりと静かな山を楽しめました。同行させていただいたY様は毎年阿寒湖へ遊びに来ていただいている常連さんです。予報より天気もよくころんでくれていい登山となりましたね。また遊びに来てください~。
阿寒富士頂上 雌阿寒岳・ギンリョウソウ 雌阿寒岳・オンネトー オンネトー・クリンソウ
2022/06/18 西別岳~摩周岳登山ガイドプラン
皆様こんにちは。登山ガイドの西田です。先日は西別岳~摩周岳までの縦走のガイドプランをご案内させていただきました。この日の天気予報は曇り。蓋を開けてみれば青空も見えていたりとまずまずのトレッキング日和でした。西別は手軽な日帰りも良いのですが、摩周岳までの縦走もまた楽しいですね。
西別岳・がまん坂 西別岳・チシマフウロ 西別岳・ヨツバシオガマ 西別岳縦走路・ミネザクラ
西別~摩周岳は、太平洋からの冷たい風が吹いてカルデラの周囲や中にガスを作るので、ガスが掛かりやすいです。まさに霧の摩周湖ですね。またこのあたりは笹原が優勢しており灌木も少ないので、風の影響を強く受けます。稜線に出てからはそれもなおさら。1000m以下の低山とは思えないほど過酷な状況にもなったりします。ただしそのため、過酷な環境を生き抜く植物たちを手軽に観察もできます。
西別岳縦走路・エゾツツジ 摩周岳頂上・エゾヒメクワガタ 摩周岳・頂上看板 摩周湖
この日もミヤマキンバイや、チシマフウロ、エゾツツジ、ミネザクラ、摩周岳の頂上ではエゾヒメクワガタも見られました。摩周岳の頂上から眺める摩周ブルーは最高の一言。U様、十勝岳もよろしくお願いいたしますね。またのお越しをお待ちしています。
どうみん割、2022/7/14まで延長
表題どおり、どうみん割がまたまた延長されまして、2022/7/14までとなりました。奮ってのご利用をお願いいたいます。
ただし、当方では7/14までにご予約可能な日程はごく僅かです。よろしくお願いいたします。
2022/06/08 オンネトートレッキングプラン
皆様こんにちは。ガイドの西田です。今回はオンネトートレッキングの際のお話。オンネトートレッキングのベストシーズンはといえば、なんといっても6月かと思います。この季節はまだ観光客も少なくひっそりとしているのですが、エゾオオサクラソウやミズバショウがたくさん見られる素晴らしいシーズンなのです!7月を越すと野中温泉の予約もなかなか取りづらくなりますしねぇ。
オンネトー・エゾオオサクラソウ オンネトー・フッキソウ
この日は、雌阿寒岳に雲がかかったり、また晴れたりといった感じの雲がやや多い日でしたが、暑くもなく寒くもなく良いトレッキング日和でしたね。オンネトーはもとより、湯の滝や展望台まで足を伸ばします。花はエゾオオサクラソウ、ヒメイチゲ、ゴゼンタチバナ、オオヤマオダマキ、ズダヤクシュ、ヒトリシズカ、クシロワチガイソウ、ナナカマドなどが咲いていました。T様、また気が向いたら遊びに来てくださいね。
オンネトー・ヒトリシズカ オンネトー・ツルアジサイ
2022/06/02 西別岳登山ガイドプラン
今回は、少し前の6月2日に西別岳へお客様をご案内させていただいた時のお話。この日は曇り時々晴れ後雨という予報でした。急に気温が下がって少し肌寒い日でしたが、青空も出ていて気持ちが良かったです。歩き始めるとまずはエゾノクサイチゴやキジムシロがたくさん咲いておりました。うぐいす谷を通りかかると本当にうぐいすがうるさいくらいにたくさん鳴いておりました。ここらへんでは、スミレもたくさん咲いていましたね。
西別岳・登山道 ミヤマキンバイ
更に上がって行くと、ミネザクラやハクサンチドリ、ミヤマオダマキも咲いていました。西別岳はがまん坂より上ったくらいで見晴らしが良くなってくるので、お手軽に山の眺望が楽しめてしまいますね。お花畑以降はミヤマキンバイやエゾツツジ、チシマゼキショウなどが見られました。ユキワリコザクラもまだ残っておりましたね。
チシマゼキショウ 西別岳より摩周岳
…と、ここらへんで冷たい風が吹いて雲が湧いてきました。雨が降る前兆ですね。頂上からは今日もきれいに摩周岳や摩周湖が望めました。記念写真を撮って少し休憩した後にそそくさと下山。下山後にはすぐに結構な勢いで雨が降ってきました。ぎりぎりセーフ!
6月の西別岳は花も多く、硫黄山のカラフトイソツツジなども合わせて見られるのでおすすめです。摩周岳までの縦走も楽しめると思います。I様、この度はありがとうございました!また気が向いたら遊びに来てくださいね。
最近の熊事情
皆様こんにちは。西田です。今日は熊の話。ニュースなどでお聞き知りの事かもしれませんが、近年ヒグマが増えていると言われて久しいですね。札幌市内にまで出没した熊が市民を困らせてしまった、というニュースも見られます。昔みたいに狩ったり捕まえたりする人が少なったことからでしょうが、間違いなくちょっと前より見かけることが多くなってきたと思います。
熊は大変賢く慎重な動物なので、本来むやみに人間に姿を見せるということはあまりありません。近くに居ても忍者のように人間からは潜んで身を隠しているということが多いのです。しかし本来そうであっても、おそらくその許容範囲を越えて絶対数が多くなっているようで、道路や畑に出てきてしまう熊さんも多いのでしょう。最近では、阿寒周辺でも年に数回はヒグマを見かける状態です。( 実は昨日2022/6/12も雌阿寒への分岐付近で見かけました。 )なかでも雌阿寒岳周辺、阿寒湖の雄阿寒岳登山口周辺、阿寒町や湿原などが多いようですね。釧路市の熊出没情報を見ても、明らかにこのエリアは目撃情報が多いです。
よくお客様から熊が怖いのですが大丈夫でしょうか?というお問い合わせを頂きます。この問に対する答えは「北海道はほぼ全域ヒグマの出没エリアで、基本的に大丈夫な場所はありません。」ということになります。ただし、ヒグマはむやみに人間を襲う生き物ではありませんので、ただしく生態を理解し、ただしく安全管理を行いながら行動すればこの限りではありません。 ですが近年危ないと感じる事例も多くあります。例えば登山中の事故は、2019年のカムエクの事故や、2020年の硫黄山でのザック物色、昨年北戸蔦別岳(幌尻岳)のニアミスなどが目新しいところでしょうか。この事例の要因は、間違いなくザックや荷物デポによる人害だと私は考えています。ヒグマや狐の誘引の原因となるので、山中での荷物デポはしてはいけないのです。
鹿もタンチョウも熊など動物たちが増えて何よりですが、人間社会と自然との付き合い方の道理があるのでしょう。昔アイヌ民族はヒグマを最高位の神と敬い、尊敬の念をもって接してきました。自然のもの全てに神が宿っていると考えられており、イオマンテというカムイの魂を踊りや宴とともに天上に送る儀式があったのです。現代の私達も、自然への敬いを忘れてはいけませんね。ちょうど先日もイオマンテの記録映画が公開されましたよ。この映画は、NHK日本百名山でお仕事をご一緒させていただいた方がプロデュースされたものなのです。 出てくるのは、わたくしの実家の周りのおじさんおばさん達ですがね。ご興味のある方はぜひ。
映画「チロンヌㇷ゚カムイ イオマンテ」 (iomantefilm.com)
さて、今シーズンも十分にお気をつけて、北海道の自然をお楽しみ頂ますようお願い致します。
スマホ復活!&登山の写真および、カメラについて考えてみた
皆さまこんにちは。ガイドの西田です。スマホも無事復活!ということで今更ながらiPhoneを初めて使ってみました。さすがに最近のスマホは動きがクイックで心地よいですね。そして、カメラも写りが良い!電話帳やSNSなんかも全てクラウド経由で一瞬で引き継がれていました。う~ん快適。結局前のスマホが壊れて結果的には良かったかも。
さてところで、みなさんは山登りの時は、どんなカメラをお使いでしょうか?私はこうしてwebにのせるためや、お客様の写真を撮ってあげたりするのもさることながら、趣味で動画を撮るのも好きなので、わりとカメラは何台も使ってきた方だと思います。
山用カメラの条件とは、丈夫で、小さくて軽量で、山の中でもちゃんと写ること、あたりでしょうか。自然の中という環境であるがゆえ、濡れたりぶつけたりすることは当たり前ですね。とりあえず山には防水デジカメでしょう、というところで、オリンパスやらパナソニックやらGoproやら色々使いましたねぇ。しかし私の場合、防水デジカメはまず写りの面で若干不満がありました。そうして写りの良い高級コンデジやミラーレスにはしり、そしてまたそれも壊し…など紆余曲折を経ながら、結局何台カメラを壊してきたことか。
長年、山カメラを何にするか、どのように携行して運用するか、という問題には頭を悩ませてきましたが、最近とうとう到達地点に辿り着いた感があります。それは、紛れもなく「スマホ」ですね。最近のスマホはぱっと見コンデジくらいとは見分けがつかないほどにシャープで自然な写真を吐き出してきます。それはもうAiによる画像処理やHDR、ボケの追加や手ぶれ補正などなど機能てんこ盛りで…もはや普通のデジカメは圧倒されるばかりで、イノベーションの波に完全に飲み込まれつつあります。
先日、愛用のソニーのコンデジ「ZV-1」が壊れたのですが、恐るべきことにこれの修理代に44000円もかかってしまいました。山中での結露か何かでレンズの鏡胴が動かなくなってしまったのです。一応モンベルの携行品保険を使っ治せたから良かったものの、ちょっと考えてしまいますね。同じ金額で3レンズのスマホが買えてしまいます。ちなみに、ZV-1はやや高級なタイプのカメラで写りは良いのですが、防水もマクロ機能も無く、センサーシフトの手ぶれ補正も無いです。最近のスマホといえばこの様な機能は全部備わっているものも少なくありません。
また、コンデジやミラーレスのカメラと比べると、スマホカメラのデジタル画像は、ある程度の綺麗な写真として良い落とし所という点もあると思います。というのも、デジタル画像の鑑賞環境とは今となっては多くがスマホ…6インチとかの小さい画面で200万画素ほどの画像を見ている事が多いので、ミラーレス一眼や高級コンデジの2000万画素以上の超高画質が生きる機会があまりないのです。私は家のデスクトップで32インチの4K(830万画素)モニターを使っていますが、この大きなモニターで画像をみてようやくミラーレスとスマホの違いがわかるかどうか、ということろです。さて、皆さんはこのページのどの写真が、スマホか、高級コンデジか、ミラーレス一眼か、いづれかによって撮った写真かおわかりになるでしょうか。
ちなみに、特定機種の特性としてのスマホ写真画像はやっぱりiPhoneが自然で良いと思いました。3レンズで望遠やマクロまでついてるiPhone13proなんて登山には最高なのではないでしょうか。しかし、アップルは未だにクセというか独自性が強いですね。なんで戻るボタンがないのか、ライトニングコネクターなのか、指紋認証と顔認証が共存していないのか、使っていくと色々不満点も少なくはないです。 ま、それは置いといて、写真画質に関して言えばもう山中では完全にスマホだけで良い気も…。
答えは、トップ画からiPhone SE3、 iPhone SE3 、XS-10、ZV-1、 ZV-1 、 XS-10、iPhone SE3
現在、スマホ破損中のお知らせ
皆様、こんにちは。ガイドの西田です。表題の通り、現在わたくしのスマホが壊れております。今回はなぜか画面が完全に映らなくなってしまって、まったく使用することができなくなってしまいました。
スマホが壊れると現代社会ではなかなか困りますね。メールにナビに、LINEにキャッシュレス決済にと、生活のあらゆる部分で利用頻度が高いものですから。また、お客様との連絡のやり取りに若干お時間を頂いております。復旧するのに数日要する見込みですが、もしご不便をおかけしました際にはご容赦ください。よろしくお願いいたします。
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