2020/10/11 紅葉の阿寒の森トレッキング

皆様いかがお過ごしでしょうか。私にとって10月と言えば、やはり阿寒の紅葉シーズンです。なかなかどうして今年は秋になっても暖かく、阿寒でも日中気温が15℃前後と一体本当に木々は紅葉するのかしら?と心配になったものですが、そこはなんやかんやで自然の節理といいましょうか、結局は季節の移り変わりといいましょうか、いつも通りにハウチワカエデやオヒョウ、エゾヤマザクラやエゾイタヤ、カツラなどといった樹々たちは少しずつではありますが着実に色づいているのでありました。

阿寒の紅葉1

さて、この度はこの季節のいつもの紅葉トレッキングガイドとして、阿寒の森をご案内させていただきました。この日は雨後ということもあり阿寒の森は清冽な空気の清々しさと秋の色どりに満ちており、まさに豊穣と言ったところ。そしてこの度のお客様は隔日をおいて、オンネトートレッキングも連荘でのご体験をして頂きました。いやぁ、阿寒の自然をご満喫いただけて光栄の至りです。

Hさん&お母さん、来年は羅臼岳と参りますか!この度はありがとうございました。

然別ナキウサギ~糠平タウシュベツ橋梁の旅

みなさまこんにちは。ガイドの西田です。先日はお客様のリクエストプランにて、然別でのナキウサギ観察を経て、糠平湖のタウシュベツ橋梁、三国峠、層雲峡の旅へとご案内させていただきました。

今回のお客様は関西よりお越しのK様。北海道をお気に入りで度々遊びに来ていただいております常連さんです。催行当日は天候にも恵まれ、絶好のトレッキング日和となりました。

然別の風穴付近にナキウサギを訪ねてみると…一時間ほど粘り強く待ってようやくナキウサギ君が寝ぼけ眼で姿を見せてくれました。自分の知る限りでは然別が最も容易にナキウサギを観察できるスポットだと思います。または日高のトヨニ湖でしょうか。付近のカメラマンさんによるとこの日ナキウサギ君は何度も現れてくれたようですが、日によって見られたり見られなかったりだそうなので完全に運ですね。K様は持ってらっしゃいますね!然別湖も静かでとっても雰囲気の良い場所で、私も大好きな場所です。

お次は糠平でタウシュベツ橋梁を観察。この橋梁も傷みが激しく、見るからに崩壊寸前という様相です。この日のタウシュベツ橋梁は渇水によって湖面が低く草原の上にあるような様子でした。秋ぐらいになると糠平湖が水を湛え、橋梁がほとんど水没してしまうそうです。この橋梁もこのさきいつまでこうした姿のまま観察できるでしょうかね。

お次は三国峠で絶品の三国峠コーヒーをいただきつつ、東大雪の山並みと樹海を遠望。この日もニペソツとウペペサンケがはっきりと望めました。あいにく途中の三股山荘はコロナの影響で早仕舞いだったので立ち寄れずじまいでした。個人的にははここが世界で一番好きなカフェですね。たまに一人でも立ち寄ります。

仕上げには層雲峡で大函や流星・銀河の滝を観察。したところで夕立が降ってまいりましたので、宿へと急ぎました。今回もこの季節ならではのなかなか盛りだくさんの旅となりましたね。K様、気が向きましたらまた遊びに来てくださいね。

夏の阿寒の森・トレッキングプラン

皆様、こんにちは。ガイドの西田です。

今年は新型コロナウィルス感染症の影響で登山ツアーでキャンセルが相次いだため、いつもとは随分と違ったスケジュールでガイディングを行っています。

普段通りであれば、6月にもなりますとボチボチ登山ガイドで忙しくなりはじめ、あれよあれよという間に夏シーズン終わりの10月までスケジュール一杯という感じなのですが、今年は最盛期の7月にもまだ若干空きがありまして、日によってはトレッキングガイドなどもご対応が可能となっております。

オオルリ
オオルリ

先日も7月の上旬に阿寒の森トレッキングを催行させていただきました。普段なかなかご案内できる機会のない7月の阿寒の森ですが、エゾハルゼミの声が響く初夏のさわやかな阿寒の森を散策するのもまた良いものです。

ご案内させていただきましたN様、この度はありがとうございました。他にも見どころはたくさんありますので、また阿寒へ遊びに来てくださいね!

今シーズンのスノーシュー催行状況など

皆様お久しぶりです。ガイドの西田です。
小雪状況が続く道東ですが、寒気が入ってかなり冷え込んだなと思ったのもつかの間、ここ最近は春のように暖かくなってしまいました。

この暖気で阿寒湖にもオンネトーにも少し上水が上がっています。どうしてもスノーシューに団子雪が付くので、シリコンスプレーを塗布してみましたら、これが効果てきめんで、団子とは無縁のスノーシュー生活が送れるようになりました。寒かったり暖かかったり忙しい天気ですが、全体的に平均気温は高いようです。

それにしても新型コロナウィルスの蔓延により訪日外国人観光客はすっかり激減してしまいました。そのかわり今シーズンは国内のお客様から直前予約などで割とよくお声がけをいただいており、ありがたいばかりですが…この事態の早期収束をねがうばかりです。

 

阿寒周辺スノーシュープラン・積雪状況のお知らせ

みなさまこんにちは。ガイドの西田です。
今シーズンは本当に雪が少ない!2020/1/14現在のところ阿寒周辺の積雪は5cmに満たないといった程度でしょうか。北海道東部の太平洋側は、元々雪の少ない地域特性を持ってはいますが、少なくとも私の幼少時よりの記憶ではこのような状態は例年に無いと思います。

この小雪状況によってスノーシュープランの催行には変化がございまして、おあかんプランではまだスノーシューを使っての自然散策のご案内はできておりません。おあかんプランの散策ルートである雄阿寒岳登山道の下部は、起伏が多めで、露出した地面へのインパクト配慮から、十分な積雪がないとスノーシューが利用出来ません。今のところ、防寒長靴をお履きいただいたうえでの自然散策という形をとらせていただいております。足元は通常より軽めの散策となりますが、これも自然の状況によるものとご理解の程よろしくお願いいたします。

エゾユキウサギの足跡
エゾユキウサギの足跡

オンネトーも雪は少なめですが、通常通りスノーシュートレッキングをお楽しみいただくことが可能です。雪の少なさから、オンネトーの湖上はまだまだ歩きやすいく、場所によっては風で雪が飛ばされ湖の表面の氷が露出しています。

オンネトー
オンネトー

年々変化の気になる北海道の冬の状況ですが、最近非常に特徴的な風物も目にしております。そのお話はまた次回にて…。

真っ盛り!阿寒湖の紅葉

さてさて今日は阿寒湖の紅葉トレッキングということで、東京からおこしのY様をご案内させていただきました。まさに今は阿寒湖の紅葉はベストタイミング!一年で写真やムービーを撮影するのに一番忙しい季節でもあるかもしれませんね。

 

紅葉狩りはスポットの選定が最も大事なので、普通にブラブラしていても良い場所に気づかず近くを擦過してしまうこともしばしばでしょう。阿寒湖畔に来ていただいても滝見橋から写真を撮って終わりでは勿体なさすぎます…。

ちょうど紅葉が見ごろを迎える10月の阿寒湖周辺ですが、このくらいの時期からは私のスケジュール的にも夏山登山のご案内が一段落し、調整がしやすくなってきますので、トレッキングや自然散策をご要望のお客様はぜひお気軽にお声がけください。

紅葉のオンネトートレッキングガイドプラン

本州出張から帰ってきて、とりあえず北海道の肌寒さに震えておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
やっぱり北海道は涼しいですね!しかし、清々しい空気と紅葉に彩られた山々の風景は素晴らしいです。食べ物もおいしい季節!秋の北海道はとっても素敵です。

白湯山展望台より
白湯山展望台より

さて、阿寒湖周辺もぐっと秋の気配が深くなってまいりました。そこで昨日は紅葉のオンネトートレッキングをご案内させていただきました。天気が良かったのでとりあえず白湯山展望台へ。ここから眺める阿寒湖は大変素晴らしく、おすすめです。ただし天気の良い時と、お時間に余裕のあるお客様限定でご案内させていただいております。

オンネトー・ハウチワカエデ
オンネトー・ハウチワカエデ

秋のオンネトーはといいますと、エメラルドグリーンに映る紅葉の色どりがまた素晴らしい!この日も沢山の観光客が足を運んでいました。樹林に遊ぶアカゲラの可愛い姿も観察できました。T様、今日はラッキーでしたね!

アカゲラ
アカゲラ

少し風の強い日でしたが、山岳環境にあるオンネトーならではの雰囲気でもあり、自然のダイナミックさを味わっていただけたと思います。秋のオンネトーや阿寒湖周辺のトレッキングプラン、ぜひご体験ください。

オンネトー02
オンネトー02

2019年7月16日~19日、トムラウシ・富良野岳・十勝岳、登山ガイドプラン

夏山登山シーズン真っ盛りの北海道ですが、先頃はトムラウシ・富良野岳・十勝岳へお客様をご案内させていただきました。当初はトムラウシ~十勝岳への縦走登山の予定だったのですが、お客様の体調や天候状況などを勘案して急遽トムラウシ山一泊二日と富良野岳・十勝岳の日帰り山行に変更しての催行となりました。このようなフレキシブルな対応が可能なのもプライベートガイドの有利な点ですね。

まずは東大雪荘からトムラウシ山を目指します。天候は曇り時々晴れ。やはりトムラウシも残雪はすでに少なく、コマドリ沢の雪渓は例年よりだいぶ小さくなっていました。山中ではチシマキンレイカやヨツバシオガマ、エゾノハクサンイチゲ、ウラジロナナカマド、チングルマ、コマクサ、エゾノツガザクラなどが沢山咲いていました。ちなみにトムラウシとはアイヌ語で「花の多い所」という意味。

トムラウシピークに登頂した後は南沼でのキャンプ。この日は風も穏やかで、お花畑に囲まれたカムイミンタラのキャンプ地は最高でした。大きな野兎やナキウサギの姿も観察できました。

翌日は下山の後に狩勝峠を越え、宿泊ベースを十勝岳温泉白銀荘へ移します。夕食は上富良野の焼肉店「まるます」にて。ここの焼肉はもちろんのこと、名物豚サガリは絶品です。しかも安い!鹿焼肉もいただきましたが、臭みが全くなく美味でありました。

まるますの鹿の焼肉
まるますの鹿の焼肉

そして18日は富良野岳へ。この日は曇っていてやや風がありましたが、やっぱり富良野岳のお花畑は凄いの一言。北海道随一といっても過言ではありません。頂上直下はハクサンイチゲやチシマノキンバイソウの群落で埋め尽くされていました。ここは百名山でこそありませんが6時間ほどで往復できるので、手軽なトレッキングと高山植物観察をご希望の方にはぜひおすすめしたい山です。もちろんカミホロまで縦走してじっくり登山を楽しむのにも良いでしょう。

で、下山後は富良野の駅前にあるしゃぶしゃぶ屋「千成」にて夕食。はっきり言ってこのお店は伝説レベルです!名物「ラムしゃぶ」が絶品であることは言うまでもないのですが、そのお値段でなんと一人前千円ぽっきり。ボリューム満点なお肉と野菜、しらたき、お豆腐、俵おにぎり、〆のラーメン等がセットになってこのお値段なのです。別に安さで勝負してるわけでもなくて、間違いなく美味いのが素晴らしいですな。

千成のラムしゃぶセット
千成のラムしゃぶセット

そして最終日は十勝岳へ。十勝岳はやはり火山のダイナミックな景観が魅力ですが、そんな強酸性の荒々しい風景の中にもメアカンキンバイやマルバシモツケをはじめとする高山植物がたくましくも結構咲いており雅を添えています。この日もやや風が強く、しかも南風であったため火山性の噴気の影響で若干咳が出ましたがマスクを持参していたため大丈夫。気管の弱い方は特に注意された方がよろしいかと思います。山からは美瑛のパッチワークの丘や旭川の街、芦別岳や表大雪なども見えていました。

とまぁ、今回T様には思う存分北海道の自然とグルメの両方を満喫していただけました。いや~、北海道の底力を見せつけてしまいましたね。T様!また遊びにいらっしゃってくださいね!

2019年6月13日~15日 知床連山縦走登山ガイド ~Walk along the Shiretoko mountain range~

とっても雪が少ない今シーズンの北海道の山々ですが、知床も例外なく近年まれに見るほどの早い雪解けとなりました。そんなこんなで、知床連山ガイド登山一発目。今年は多分私たちが今シーズン最初のパーティではないでしょうか。

ご一緒させていただいたのは、フランスからおこしのMr, G氏とDr, Mさんご夫妻。最近とみに国際色豊かな北海道観光のシーンですが、とうとう僕にもフランスからのガイドオファーが舞い込んでくるはこびとなってまいりました。

羅臼岳のウコンウツギ
羅臼岳のウコンウツギ

このお二人はご年齢もお若く海外のトレッキングも多彩にご経験されている強者、はっきり言って知床連山ガイドプランは甘くないですが、この方達なら大丈夫!また存分に楽しんでいただけることだろうということで、2泊3日のガイドプランの行程でご案内させていただきました。

シレトコスミレ
シレトコスミレ

途中、ガスがかかったり、雨が降ったり、晴れて暑くなったり、強風に吹かれたり、おおよそカレイドスコープのごとく知床の、くるくる変わる天候もしっかり体験していただきつつ、わたくしのブロークン極まりない英語ガイディングと共に歩は進んでいきます。かえってフランスでの事や海外のハイキング事情など伺ったりというのは毎度のことではあります。

硫黄山・第一火口
硫黄山・第一火口

ハイマツのトンネルにキバナシャクナゲが咲き乱れ、イソツツジの芳香が心地よく、シレトコスミレもそこかしこで沢山咲いておりました。どうしてあなたたちは厳しい荒れた、この岩の風衝地で可憐な美しさを競っているのでしょう。

硫黄山アタックポイント付近
硫黄山アタックポイント付近

知床連山ガイド登山一発目としては早くもですが、ちゃんと第一火口のフードロッカーも二つとも雪の中から掘り出しておきましたよ。
知床連山ルート中では、サシルイ・オッカバケの東斜面側、硫黄山第一前衛峰手前の登り、硫黄山アタックポイント付近などにはまだ大きな雪渓が残っていますので、行かれる方はお気をつけください

オンネトートレッキング

今年は早い時期から雌阿寒岳登山ガイドやオンネトーのトレッキングプランのご案内をさせていただいております。
6月初めには雌阿寒岳に委託業務にて資材搬入も行ってまいりました。いわゆるボッカというやつですね。今回は総重量で100キロ程度の荷揚げだったのですが、デナリ遠征での地獄のソリ曳き訓練が効いたのか以前よりは楽にやれました。

今年は4~5月が暖かかったので雪解けが異常に早く、花の開花も例年以上に早かったです。オンネトー湖畔のオオサクラソウはもう終わりを迎えています。現在のところツマトリソウやズダヤクシュ、ミツバオウレンなどが咲いてますね。

このトレッキングプランのご案内の日は割合と寒い日で、湖面には霧がかかっていました。こんな雑誌の写真とは異なるオンネトーの姿も赴きのあるものです。