2023/07/08~11 利尻山・礼文島登山ガイド

みなさま、こんにちは。北海道の登山ガイドの西田です。先日は久々に利尻山へ登って、礼文島へトレッキングに行って参りました。初日はお客様と千歳にて合流後、稚内へ6時間のドライブ。そしてフェリーに乗って利尻島へ。朝8時に千歳を出発すると、18時半くらいに利尻へ到着する計算になります。宿泊は鴛泊の「群林風(グリーンウィンド)」さん。海の幸を中心としてウニもあったり食事が大変美味しく、宿主さんたちの細やかなご配慮がとっても素敵な宿なのです。

さて利尻山登山当日ですが天候は晴れ時々曇と上々ながら風が6〜7mほどと風に左右される利尻らしい天気。風が山にあたり雲がかかる時間もあるだろうなぁと予想しておりました。宿の送迎にて北麓登山口に降り立った我々は、樹林の登山道をゆっくりと歩きだします。シーズン最盛期とあって登山者は多く、に野営場にもたくさんのテントが張られていました。久々の利尻の北陵は海からの風が心地よく、花を愛でながら歩いているといつの間にか頂上へ着いているといった感じでした。花は、リシリヒナゲシはもちろん、ボタンキンバイ、リシリゲンゲ、リシリオウギなど利尻ならではの花がいっぱいに咲き乱れておりました。

翌日は予備日として設定してあり、利尻を順当に登れた場合は礼文トレッキングという設定にしておりました。そんなこんなで、朝一のフェリーで礼文島へ。香深より桃岩コースをトレッキング。歩みを進めるにつれ礼文島ならではのたおやかな丘陵草原の景色が広がっており、レブンウスユキソウ、サクラソウモドキ、シラゲキクバクワガタ、オオアマドコロ、レブンハナシノブ、イワベンケイ、ヒオウギアヤメ、レブンソウ、チシマゲンゲ、レブンシオガマ、チシマフウロ、エゾノシシウド、オオカサモチ、オオハナウド、エゾレンリソウ、リシリソウ、ハナイカリなどが咲いておりました。

花いっぱい美味しいものいっぱいの利尻・礼文の旅。いやぁ言うまでもなくおすすめです。H様、S様また遊びに来てくださいね。

ゴローのブーティエル、リソール完了。

皆様お世話になっております。ガイドの西田です。新型肺炎コロナの影響ですっかり静まり返ってしまった北海道の体験観光業界ですが、早期収束の願いもこめつつグリーンシーズンに向けてギアの整理や修繕・準備など行っている今日この頃でございます。

山道具で最も大切なギアといえばやっぱり登山靴ですね。というわけで、今回はわたくしの夏山登山ガイドのすべての山行の相棒であるゴローのブーティエルをリソールに出してみました。そろそろ靴底のゴムがちびてきていて、若干滑りが気になっていたんですよね。ちなみに、張替えのサインは、かかと側のソールが溝より数ミリ削れると目安だそうです。

古びたソールのゴロー・ブーティエル
古びたソールのゴロー・ブーティエル

そんな私の黒と茶のブーティエルですが、茶はかれこれ11年、黒は4年ほど履いております。このよく知られたセミオーダー登山靴であるゴローブーティエル君、これだけ履いておりますと元々の足入れの良さ・フィット感も相まって、極上の履き心地でまさに登山靴のロールスロイス…もう普通の既成登山靴など履けなくなってしまいました。ま、ロールスロイスなど乗ったことはございませんが…。

リソール後のゴロー・ブーティエル
リソール後のゴロー・ブーティエル

リソールは3月末に出して一週間ほどで完了し返ってきました。料金は一足9000円(税別)、かかとの革のほつれなども治していただきました。うーん、新しいソールは気持ちが良いですね!というわけで、今シーズンもよろしくお願いいたします!

我が家の登山靴たち
我が家の登山靴たち