2021/09/23~26 羅臼岳、雄阿寒岳、雌阿寒岳登山ガイド

青沼と阿寒富士

皆様こんにちは。ガイドの西田です。最近すっかり秋めいてきましたねー。そんな用この頃ですが、今回は羅臼岳と雄阿寒岳、雌阿寒岳の三座連続のプランをご案内させていただきました。

まずは23日の羅臼岳。この日はあまり天気予報がよろしくなく、レインウェアを着ながらの山行となることを覚悟していましたが、結局行動中は雨には当たらず、下山途中の最下部だけ少し降っただけで済みました。頂上は雲の上に抜けて青空が広がり、ゆっくりと休憩が出来ました。この日は悪かった天気予報のせいか登山者がかなり少なく、銀冷水あたりですぐ後ろのパーティはヒグマと遭遇していたようです。紅葉は8分といったところでしょうか。ミネカエデや、エゾヤマザクラ、ナナカマドなどが色づいていました。

さて、一日のレストを挟んで25日の雄阿寒岳は、天気予報は晴れだったものの、気圧の谷の影響で麓からなかなかの強風。そんな風にもめげず、太郎湖、次郎湖を経て雄阿寒岳特有の苔むした針葉樹林の急登を登りました。あいにく頂上はガスに巻かれて眺望はきかなかったものの、お客様には静かな阿寒の森の雰囲気を気に入っていただけたようです。

最終日は雌阿寒岳野中温泉ルートのピストン。この日はかなり天気がよく、他の登山者さんもかなり多く駐車場はほぼ満車でした。終始青空の元の登山は気持ちがよく、遠く大雪山系や日高山脈、知床連山など周囲の展望もすべて見渡せていました。しかし、雌阿寒岳の登山ルートの登山者の踏圧の影響が少し見られたのが気になりましたね。以前は登山道ではなかった部分がだんだん複線化しています。おそらくコロナ自粛の揺り戻しで割と気軽に登れる雌阿寒岳のような山に登山者が殺到し、オーバーユース問題が顕著化しているのでしょう。

T様、この度はありがとうございました。また気が向いたら北海道へ遊びにいらっしゃってくださいね。