こんにちは。登山ガイドの西田です。今シーズン二回目の幌尻岳は額平川ルートから。今回お越しなのは、毎年来てくれているS様とそのご友人パーティ。初日は新千歳インにてそのまま移動し、豊糠山荘へ。この日は意外と夜は涼しく、クーラーをつけっぱなしだと肌寒いくらいでした。翌日はゆっくり準備して2便のバスで第二ゲート~北電取水施設~渡渉~幌尻山荘へ。沢は渇水の様子でなんなく渡っていくことが出来ました。この前の週は天気が悪く、水も多かったようで皆さん結構苦労されていたようです。この日の夕飯は、ちょうど友人から鹿肉ブロックを頂いていたので、それを池田ワインとトマトで煮込んでシチューに。エゾ鹿肉はやはりトマト&ワインとは相性抜群ですね。そんなこんなで夜8時には就寝。ソーラー充電のバッテリーが導入されたようで、バイオトイレが24時間稼働となっておりました。
翌日は4時おき5時発で、幌尻岳頂上アタック。天気はまずまずで、順調に頂上へと歩みを進めることが出来ました。珍しくヒグマの姿は見えず、他の登山者も割合に少なく、ひっそりとした幌尻でしたね。花は殆ど満開といったところ。命の水ももはや涸れかけで、とにかく雪渓の少なさが異常なほどでした。下山するなり安着祝いということでビールを飲みつつ沢で水浴びをしつつのんびりと過ごしました。夕飯は私の軽量重視の定番料理、乾燥野菜鍋。
翌朝も五時発で、やっぱり2便の第二ゲート12時発のバス乗車へ。帰りの渡渉はみなさんだいぶ慣れて、楽勝といったところ。今回は天気と条件に相当恵まれましたね。よかったよかった。ちなみに一方その頃チロロルートではヒグマが鹿を追っかけ回して、残された残滓が登山道にあったりしたようで、なかなか危険な様子だったようです。というわけでS様、皆様、この度もありがとうございました。来年もよろしくお願いいたします!
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