皆様、こんにちは。登山ガイドの西田です。今日は最近更新した、カメラシステムのお話。今年は、6月のパキスタン遠征の折に、折角なので動画でも撮ってきましょうかと思い、ソニーのFX30という動画カメラを購入しました。これの画質がまぁ素晴らしい。私は写真や映像は好きな方なのでカメラは色々使っており、ソニーではZV-1というコンパクトカメラを使ってきました。これは小型でありながら高解像で、AFなど使い勝手は良かったものの、残念ながらカラーバランスはイマイチ…。ソニーのBionz Xの世代のカメラのスチルの色味はキャノンや富士フィルムと比べるとなんか好きになれない。コンパクトボディに超高性能が積めこまれているだけに惜しい!ただし、α7sIII以降のカメラは大きく進化しており、Bionz XRという新世代の画像処理エンジンの色味はなかなかに情感的で良いのです。まぁそういうこともあって、FX30を試してみたという感じだったのです。で、これの色やレンズとの連携性が素晴らしかったので、ガイドでも使いたいという考えが浮かんでいたのですが、デカいし重いし、なにより経費的に無理がある。さてどうしたものか、やっぱりZV-1か。いやいやiPhoneの新しいのにするか?
ま、超小型の高性能なZV-1の斜め上には、iPhoneというライバルの存在もあるのです。iPhoneは48mpのセンサーとAi解析による画像処理ソフトウェアを搭載し、高級コンデジの写真画質に追いつき、もうそろそろ追い越そうとしてますね。iPhoneには防水も望遠広角マクロも、Airdropもあるので、カメラとしてだけ見ても使い勝手の点ではこれほど優れたものはないと言えます。しかも、iPhone14以降には衛星通信網による緊急通信システムも搭載されているので、登山にとっても非常に有益なツールとなるでしょう。
ですが、これはガイドならではの考え方なのかもしれませんが、やっぱり僕はカメラ好きなんですよね。カメラ・写真はやはり体験ツールなんで、単なる結果や使い勝手よりやってる感があったほうが楽しいとは思います。こう、カメラを構えて、ちゃんと持ってみたいな、広角とか望遠とかレンズも交換したり、なんならストロボもちょいちょい使いたい。そういうロマンなんです。そんなこんなで、なかなか迷ったのですが今後使うカメラは、FX30の素晴らしい使い心地や色味を踏襲しつつも、さらに小型軽量のZV-E10 IIというのにしました。これであればレンズも同じのが使えますので、めっちゃいいですよ。なんで写して欲しい方はお知らせくださいませ。