2026/06/13 暑寒別岳登山ガイド

滝見台

皆様こんにちは。登山ガイドの西田です。初夏の風が心地よく吹き抜ける6月13日。 今回は、北海道の名峰・暑寒別岳(しょかんべつだけ・1,492m)の登山ガイドの様子をレポートします!この時期の暑寒別岳は、残雪と新緑、そして春の花たちが織りなす、1年でもトップクラスにドラマチックな表情を見せてくれます。

⛰️ ルートとコンディション

  • 日程: 6月13日
  • 天候: 晴れのち時々曇り〜山頂にて雨のち雷雨
  • ルート: 暑寒ルート
  • 見どころ: 雪渓の登高、咲き誇る高山植物

🥾 登山のハイライト

1. 新緑のトンネルから大展望のパノラマビュー

登山口周辺は、瑞々しい新緑に包まれた気持ちの良いトレイルからスタート。鳥のさえずりを聴きながら高度を上げていくと、景色は一変。目の前にドカンと現れるのが、滝見台の大展望パノラマビューです。6月中旬ともなると、登山道上部では雪渓が現れます。急傾斜の雪渓ではアイゼンを装着するタイミングをガイドが的確に指示しながら、一歩一歩踏みしめて登ります。照り返しが眩しいので、サングラスは必須アイテムですね。

2. 「花の百名山」の真骨頂!

暑寒別岳といえば、初夏の花々。今年も期待を裏切らない素晴らしい咲きっぷりでした。

  • シラネアオイ: 雪解け間もない斜面に、大きな薄紫色の花が揺れています。
  • オオバキスミレ: 足元を黄色く彩る、小さくも力強いお花。
  • エゾイチゲ: 白く可憐な妖精のような姿に感嘆。

山頂付近の広大なお花畑では雪解けの早い斜面からは次々と命が芽吹いており、季節の移り変わりを肌で感じることができました。

3. 頂上ではアクシデントも…

最後の急登を乗り越え、ついに標高1,492mの山頂へ! 本日は視界も良好…といいたいところでしたが、暗雲が湧き上り雷が発生!そそくさと頂上写真を撮って足早に下山へ!危急な行動が功を奏し、雷は回避できたのでした。あ〜よかった!

💡 ガイドからのワンポイント・アドバイス

⚠️ 6月中旬に暑寒別岳を目指す方へ

  • 足元の装備: まだまだしっかりとした残雪があります。軽アイゼン(6本爪以上)やチェーンスパイク、そして滑りやすい雪渓を支えるトレッキングポール(スノーバスケット付き)は必ず持参してください。
  • 防寒・日焼け対策: 登っている最中は汗をかきますが、山頂や雪渓上は風が吹くと急激に冷えます。レイヤリング(重ね着)を意識し、日焼け止めも忘れずに!
  • めちゃくちゃ虫が多いです、虫除けネットがあった方が良いです。

結びに

残雪の白、新緑の緑、そして青空と日本海のブルー。6月13日の暑寒別岳は、まさに色彩豊かなパノラマビューを望めます。今回は雷が鳴るアクシデントも有りましたが、ご参加いただいたTさま、本当にお疲れ様でした!

暑寒別岳はこれから本格的な夏山シーズンを迎え、高山植物の見頃もさらに加速していきます。次回のプランもお楽しみに!