皆様こんにちは。初夏の風が吹き抜ける6月中旬。北海道大雪山系の東側に位置する、日本二百名山の一座「石狩岳(1,967m)」へ行ってきました!今回は、6月17日に催行した登山ガイドの様子をお届けします。
⛰️ 今回のルートとコンディション
- 日程: 2026年6月17日
- 天候: 晴れ(晴天の絶景!)
- ルート: シュナイダーコース 往復
- 登山レベル: 上級(急登、わずかに一部残雪)
1. 登山口〜尾根取り付き:新緑と渡渉
険しいく長い林道を進み、いざ登山開始。とりあえず標識がヒグマに破壊されておりましたが北海道の深山ではよくあることです。この時期の石狩岳は、エゾハルゼミの大合唱とみずみずしい新緑に包まれています。 登山道最初に沢渡り(渡渉)がありますが、水量は平年並み。石が滑りやすいので気をつけてください。一歩一歩慎重に足を置くようお客様をサポートしながら進みます。


2. シュナイダーコース:「胸突く急登」
名物「シュナイダーコース」に入ると、一気に傾斜が増します。木の根や岩を掴みながらグングン高度を上げる、まさに体力勝負のエリア。 標高1,500mを過ぎたあたりから、日陰に残雪(雪渓)がポツポツと現れ始めますが問題にはなりません。
💡 ガイドのワンポイントアドバイス 6月中旬の石狩岳は、夏道が出ている場所が大半ですが、頂上稜線上部にはまだステップの切りにくい硬い雪渓が残っていることがあります。今回は軽アイゼンを使用するほどではありませんでしたが、ストックやキックステップでの確実な足運びが求められるコンディションでした。しっかりした登山靴で臨みましょう。


3. 稜線〜山頂:高山植物の目覚めと、一瞬のドラマ
急登を登りきり、シャクナゲ岳との分岐に出ると視界が開けます! 足元をよく見ると、過酷な環境で健気に咲く高山植物たちが顔を覗かせていました。
- ミネズオウ(ピンクの絨毯)
- コケモモ(可愛らしい蕾)
- コマクサ(高山植物の女王)
- エゾノツガザクラ(小さい花の宝石)


山頂付近も晴天に恵まれ360°の展望を楽しみながら、のんびり休憩しました。荒々しくも美しい石狩連峰の稜線と、遥か眼下に広がる大雪山の奥深い大自然。 お客様からも「わー!」と歓声が上がります。この一瞬のドラマがあるから、山のガイドはやめられません。


🎒 6月中旬に石狩岳へ登る方へのメッセージ
6月17日時点の石狩岳は、「春と夏が同居する季節」です。登山口は汗ばむ陽気でも、稜線に出ると冷たい風が吹き付け、体感温度は一気に下がります。
- 防寒着(フリースやウインドブレーカー)とレインウェアは必須。
- 残雪の状況は日々変わるため、不安な方は軽アイゼン(チェンスパ)を御守り代わりにザックへ忍ばせておくと安心です。
- また、この時期はブヨや蚊などの虫が多くなるので、防虫対策(ネットやスプレー)もお忘れなく!
険しい分、静かで深い北海道の山をダイレクトに体感できる素晴らしい山です。しっかりとした装備と計画で、安全に初夏の登山を楽しんでくださいね。
K様この度はありがとうございました。また気が向いたら北海道に遊びに来てくださいませ!
次回のガイドツアーもお楽しみに!
※山の状況は天候によって急変します。最新の気象情報や林道情報を確認の上、入山してください。
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