2026/06/23~26 道東トレッキング・自然満喫リクエストプラン

初夏の風が心地よく吹き抜ける6月23日〜26日の4日間、道東の魅力を一気に駆け抜けるプライベートトレッキングツアーのガイドを務めさせていただきました。

新緑の美しさ、ダイナミックな火山地形、そして道東ならではの野生動物との出会いなど、毎日がハイライトの連続だった4日間の様子をレポートします!

【1日目:6月23日】タンチョウとの出会いと、大地の息吹を感じる火山トレック

  • コース: 釧路市丹頂鶴自然公園 〜 阿寒・白湯山(はくとうざん)トレッキング

釧路市丹頂鶴自然公園&阿寒国際ツルセンター

旅の始まりは釧路から。まずは「釧路市丹頂鶴自然公園」と「阿寒国際ツルセンター」へご案内しました。

この時期は運が良ければ春に生まれたばかりのヒナに会える季節。今年も愛らしい姿を見せてくれ、お客様からも思わず笑みがこぼれます。優雅に佇む親鳥の姿は、まさに道東のシンボルそのものです。

阿寒・白湯山トレッキング

午後からは阿寒湖畔へ移動し、白湯山へ。

ここは、かつて火山活動によってできた「ボッケ(泥火山)」や気孔が点在する、大地のエネルギーを間近に感じられるトレイルです。

新緑の森を抜けると、あちこちから勢いよく吹き出す白い湯気と、硫黄の香りが。この季節はしばしばキタキツネの子供達が元気に森の中で遊んでいる姿を観察出来ます。阿寒の豊かな自然が、この火山の恵みによって育まれていることを体感できる素晴らしいスタートとなりました。

【2日目:6月24日】屈斜路カルデラを遊び尽くす!大パノラマと神秘の森

  • コース: 美幌峠 〜 和琴半島トレッキング 〜 藻琴山(もことやま)登山

美幌峠

朝一は、天下の絶景・美幌峠へ。

目の前に広がる日本最大のカルデラ湖「屈斜路湖(くっしゃろこ)」の青さと、中央に浮かぶ中島。息をのむほどの大パノラマに、お客様もしばし言葉を失うほどでした。

和琴半島トレッキング

峠を降りた後は、屈斜路湖に突き出た和琴半島へ。

1周約3kmの散策路は、巨木の森と湖畔のコントラストが美しい癒やしのルートです。ここでも半島の先端近くでは温泉が湧き出ており、道東の火山カルデラならではの地形をのんびり歩きながら満喫しました。

藻琴山登山

2日目の締めくくりは、屈斜路湖の北側にそびえる藻琴山への登山です。

標高1,000mに満たない山ですが、見晴らしは抜群!ハイマツ帯を抜けて山頂に立つと、午前中にいた美幌峠や和琴半島、さらには遠く知床連山まで見渡せる360度の大展望が待っていました。心地よい疲労感とともに、カルデラの大きさを再確認した一日です。ただし、6月はダニが多いので要注意!下山後のダニチェック&温泉はかかせません。

【3日目:6月25日】カルデラ壁の稜線歩きから、太平洋の野生王国へ

  • コース: 西別岳〜摩周岳(カムイヌプリ)登山 〜 尻羽岬(しりぱみさき)ラッコ観察

西別岳〜摩周岳登山

3日目は「霧の摩周湖」の南東に位置する西別岳からスタート。

この時期の西別岳は、初夏の花々が咲き乱れる素晴らしいフラワーロードです。西別岳の山頂を経由し、そのまま摩周湖のカルデラ壁(外輪山)を伝って摩周岳(カムイヌプリ)を目指します。

切り立った崖のすぐ横を歩くルートはスリル満点!眼下に広がる「摩周ブルー」の湖面は、言葉にできないほどの神秘的な美しさでした。

尻羽岬でラッコ観察

山を降りた後は、一気に南下して太平洋に面した厚岸町の「尻羽岬」へ。というのも、翌日は海岸線の海霧(ジリ)が予想されたので、

緑の草原がそのまま海へと落ち込む絶壁の岬です。ここでの目的は、近年このエリアに定住している野生のラッコ!

双眼鏡を覗くと、波間にぷかぷかと浮かびながら毛並みを整える愛らしいラッコたちの姿を無事にキャッチ。山の絶景から海の野生動物まで、道東の多様性を凝縮したような一日となりました。

【4日目:6月26日】旅のフィナーレは、圧倒的なスケールの釧路湿原

  • コース:ノロッコ号〜 釧路湿原展望台 〜 達古武(たっこぶ)自然散策路トレッキング

最終日は、日本最大の湿原「釧路湿原」へ。

釧路湿原展望台

まずは釧路湿原展望台から全体のスケール感を遮るものなく見渡します。どこまでも続く地平線と緑の絨毯は、まさに日本離れしたスケール感です。

くしろ湿原ノロッコ号

午前中は観光列車「くしろ湿原ノロッコ号」に揺られ、車窓からのんびりと湿原の景色を堪能。歩くのとはまた違う、ゆっくりと流れる北の大地の時間を楽しみました。

達古武自然散策路トレッキング

旅のラストを飾るのは、湿原の東側に位置する達古武自然散策路。

ここは湿原の静寂を肌で感じられる隠れた名ルートです。木道を歩きながら、カヌーが行き交う達古武沼や、湿原特有の植物、そして美しいさえずりを聞かせてくれる野鳥たちに癒やされました。

一歩一歩、4日間の思い出を振り返るようにゆっくりと歩を進め、無事に全行程を終了しました。

ガイドより総括

4日間とも天候に恵まれ、道東の「山・湖・海・湿原」のすべてを五感で味わい尽くす充実のトレッキングツアーとなりました。

初夏のこの時期は、新緑が最も瑞々しく、高山植物も咲き始め、動物たちも活発に活動する最高のシーズンです。

ご参加いただいたR様、本当にお疲れ様でした!また季節を変えて、美しい道東の自然の中でお会いできる日を楽しみにしております。