おばんです、登山ガイドの西田です。今回は、夏真っ盛りの2026年8月12日に挑戦をした「利尻山(利尻富士)」の登山ガイドの様子をお届けします。
日本最北の百名山であり、海からドンとそびえ立つ美しい独立峰。夏山シーズン真っ只中の8月中旬は、高山植物が彩る最高のタイミングです。王道の「鴛泊(おしどまり)コース」の魅力と、安全に登るためのポイントを詳しくご紹介します!




1. 利尻山・鴛泊コースの基本データ
多くの登山者が利用する王道の鴛泊コースは、体力と持久力が試される本格的な一日となります。
- 標高: 1,721m(北峰)
- コース: 利尻北麓野営場 往復(鴛泊コース)
- 歩行距離: 約12km~13km(往復)
- 標高差: 約1,500m
- 参考コースタイム: 登り 約6時間 / 下り 約4時間(休憩を含めると計10〜11時間前後)
- 難易度: 中級者向け(長時間の登下降と、9合目以降の急登・浮石に注意)
2. 利尻山の山行イメージと見どころ
① 登り始め〜甘露泉水(序盤)
登山口である利尻北麓野営場を出発し、まずは静かな針葉樹林帯を進みます。歩き始めて20分ほどにある「甘露泉水」は、日本名水百選にも選ばれた天然水。利尻の下部は鳥も囀る気持ちのいい樹林帯ですが、ツタウルシが多いので要注意です。
② 長官山(8合目)からの大パノラマ
標高を上げていくと視界が一気に開け、第1・第2見晴台を経て8合目の「長官山」に到着します。ここは、これから目指す利尻山の山頂部が初めてドーンと姿を現す最高のビュースポットです。振り返れば、青く広がる日本海と島の海岸線が美しく弧を描いています。この日は晴天で最高の景色でした!また、途中のザレ場にはリシリヒナゲシが!
③ 9合目から山頂(北峰)へのラストスパート
避難小屋を過ぎ、9合目から先は傾斜がぐっと増し、足場の悪いザレ場や浮石が多い急登になります。落石を起こさないよう、また他の登山者とのすれ違いに十分注意しながら慎重に進みましょう。 登り切った山頂(北峰)からは、遮るもののない360度の大海原の大パノラマが待っています!「花の浮島」礼文島や稚内やサロベツ原野までくっきりと見渡せました。




3. 8月登山における重要注意点
- 携帯トイレの持参が必須: 利尻山では環境保全のため、携帯トイレの持参・利用が徹底されています。登山道上のトイレ(避難小屋や9合目など)には携帯トイレブースが設置されていますので、必ず事前に購入して携行しましょう。登山ツアー 山登りツアー 山歩き 旅行|旅の本棚
- ストックにはゴムキャップを: 脆弱な土壌や登山道の荒廃を防ぐため、ストックを使用する際は必ず先端にゴムキャップを装着してください。登山ツアー 山登りツアー 山歩き 旅行|旅の本棚
- 天候の変化と防寒対策: 海に浮かぶ独立峰である利尻山は、天候が急変しやすく、風が強いと夏でも体感温度が一気に下がります。フリースやレインウェアなどの防寒・防水着は必ずザックに入れておきましょう。
- 早出早着の徹底: 往復で10時間以上の長丁場になります。しっかりとトレーニングをして十分な体力をつけて挑戦してください。日没下山を防ぐため、朝はできる限り早い時間に出発しましょう。
💡 旅のお楽しみポイント 利尻山登山の前後は、島ならではの「食」と「温泉」が最高のご褒美です。下山後は「利尻富士温泉」で汗を流し、新鮮なウニや海の幸を存分に味わって、北の島旅をマスターしてくださいね!
フェリー乗り場、組合ストアー、セイコーマートでは、利尻ならではのお土産もゲット出来ます。
利尻を愛する皆様におかれましては、天候に恵まれた素晴らしい利尻山行になることを応援しています!安全第一で、最高の景色を楽しんできてください。今回ご一緒させていただいたH様、この度はありがとうございました!また遊びに来てくださいませ〜。