こんにちは。登山ガイドの西田です。先日は関西からおこしの写真家のM様よりリクエストをいただき、アイスバブル探訪ガイディングをさせていただきました。最初阿寒湖にてアイスバブルを観察しに行ったのですが、前日までの雪や今年の氷結状況の悪さのためアイスバブルはいまいち見られなかったため、糠平湖へ移動。糠平湖~層雲峡を周遊して阿寒湖に戻るといった強行軍となったのでした笑
結果として作戦は大成功で、糠平湖は湖面に雪は付いているものの、安定した湖面で、ところどころ湖面の氷結面が露出しており(誰かが除雪して発掘したものなど)割ときれいにアイスバブルは見られたのでした。これは安定した十勝側の乾燥しつつも低温で晴天率の高い天候のなせるところなのでしょうね。
糠平湖では、湖面のいわゆるノーマルタイプのアイスバブルも見られつつ、面白かったのは氷が割れた断面から見えているアイスバブルや、そのまま封入されて斜めに傾いたアイスバブルも観察できるといったバリエーションが豊かなところでした。しかし、やはり昨今の温暖化の影響のためか、昨年よりも今シーズンの糠平湖はさらに氷結は薄いようで湖面に降りられる期間は短くなると予想されているそうです。すでにガス穴が空いている箇所もあり、腰まで落ちた方もいらっしゃるようなので、タウシュベツ川橋梁まで歩かれる方などは細心の注意が必要です。どうかご安全にアイスバブルを楽しんでくださいね。
コメントを投稿するにはログインしてください。