2024/08/29 十勝岳登山ガイド

こんにちは。登山ガイドの西田です。8月末に十勝岳へ登ってまいりました。この日は良い天気で、かといって暑すぎることもなく塩梅のいい山行となりました。頂上からは美瑛岳や富良野岳はもちろん、天塩岳や表大雪の山々が遠望できました。秋になってトンボが多くなり、頂上の虫も少なくなりましたね。O様この度はありがとうございました。また遊びにいらっしゃってくださいませ!

2024 07/19 トムラウシ山、20 トムラウシ山、21 十勝岳、22 斜里岳

皆様こんにちは。登山ガイドの西田です。この日程では、単発の日帰り登山を4連チャン催行。まずはトムラウシ一発目。ご一緒させていただくのはM様ご夫妻。天候は曇りで陽射しが強くなく、かえって涼しいのでいい塩梅でした。このご夫妻はトレランがご趣味のようで足腰はいたってご丈夫。ピークで写真を撮ってそつなく下山。花は若干秋の花に切り替わりをみせていました。

で、翌日もまたトムラウシ。この日の天気予報も曇り、ながらもより山中の方が天候が悪く、朝から雨がしとしと降っておりました。ご一緒させていただいたのは、道内からいつも来てくれているT様御一行。ヌルヌルドロドロの登山道を登りつつ、前トム付近まで上がると次第に青空も垣間見れ、トムラウシ公園ではピークをバックに写真を撮ることも出来るほど天気が良くなっていました。そんなこんなでゆっくりではありつつも頑張って登って降りて、危なげもなく帰着することができました。

21日は19日のM様ご夫妻と再び十勝岳の登山。この日はなかなか暑くなる予報で、出発を一時間早めてスタート。駐車場は6時の段階ですでに結構満杯。望岳台から次第に開けてくる景色はいつ見ても良いですね。ピークでは猛暑のためか、虫が超絶大発生しており長時間の滞在はする気になれない様子でした。途中の粘土質の登山道も暑さのためすっかり乾いており、難なく下山。

22日は今シーズンとしては一発目の斜里岳。この日ご一緒させていただいたのはO様。天候はまずまずで沢も幾分渇水気味でいつもより簡単に感じましたが、岩のパートはスタンスが少し削られ若干不安定さを感じました。ピークではやっぱり虫の大発生に出会い、馬の背まで降りて休憩しました。新道の木階段に助けられつつもそつなく下山。斜里岳では今年もヘリレスキューが出ていたり、なかなか侮れない山です。皆様お気をつけくださいね。

そんなこんですが、ご一緒させていただきましたM様ご夫妻、T様御一行様、O様、この度はありがとうございました。またぜひ遊びにいらっしゃってくださいね!

2023/08/01~5 斜里岳、雌阿寒岳、トムラウシ、十勝岳、登山ガイドプラン

皆様こんにちは、登山ガイドの西田です。先日は九州からお越しのY様(とご家族3名様)と共に表題の通り斜里岳、雌阿寒岳、トムラウシ、十勝岳の登山ガイドプランを催行させていただきました。結果的には十勝岳以外は登頂することが出来ました。斜里岳、雌阿寒岳は天候も上々で夏の爽やかな登山をお楽しみいただけたのですが、トムラウシの催行当日はやや不安定な天気。曇り空&時々雨といった空模様…ながらも、なんとか雨雲の間隙をついて登頂を果たすことができました。ロックガーデンではナキウサギの姿も見られました。十勝岳はお客様のお疲れもあり、残念ながら天気も悪かったので中止に。代替プランとして美瑛や富良野の観光をお楽しみいただきました。北海道を代表する100名山のこの4座一時にねらうこの計画はなかなかダイナミックなもので、困難もありましたが結果的には素晴らしい旅だったかと思います。Y様、この度はありがとうございました。また遊びにいらっしゃってくださいね!

2019年7月16日~19日、トムラウシ・富良野岳・十勝岳、登山ガイドプラン

夏山登山シーズン真っ盛りの北海道ですが、先頃はトムラウシ・富良野岳・十勝岳へお客様をご案内させていただきました。当初はトムラウシ~十勝岳への縦走登山の予定だったのですが、お客様の体調や天候状況などを勘案して急遽トムラウシ山一泊二日と富良野岳・十勝岳の日帰り山行に変更しての催行となりました。このようなフレキシブルな対応が可能なのもプライベートガイドの有利な点ですね。

まずは東大雪荘からトムラウシ山を目指します。天候は曇り時々晴れ。やはりトムラウシも残雪はすでに少なく、コマドリ沢の雪渓は例年よりだいぶ小さくなっていました。山中ではチシマキンレイカやヨツバシオガマ、エゾノハクサンイチゲ、ウラジロナナカマド、チングルマ、コマクサ、エゾノツガザクラなどが沢山咲いていました。ちなみにトムラウシとはアイヌ語で「花の多い所」という意味。

トムラウシピークに登頂した後は南沼でのキャンプ。この日は風も穏やかで、お花畑に囲まれたカムイミンタラのキャンプ地は最高でした。大きな野兎やナキウサギの姿も観察できました。

翌日は下山の後に狩勝峠を越え、宿泊ベースを十勝岳温泉白銀荘へ移します。夕食は上富良野の焼肉店「まるます」にて。ここの焼肉はもちろんのこと、名物豚サガリは絶品です。しかも安い!鹿焼肉もいただきましたが、臭みが全くなく美味でありました。

まるますの鹿の焼肉
まるますの鹿の焼肉

そして18日は富良野岳へ。この日は曇っていてやや風がありましたが、やっぱり富良野岳のお花畑は凄いの一言。北海道随一といっても過言ではありません。頂上直下はハクサンイチゲやチシマノキンバイソウの群落で埋め尽くされていました。ここは百名山でこそありませんが6時間ほどで往復できるので、手軽なトレッキングと高山植物観察をご希望の方にはぜひおすすめしたい山です。もちろんカミホロまで縦走してじっくり登山を楽しむのにも良いでしょう。

で、下山後は富良野の駅前にあるしゃぶしゃぶ屋「千成」にて夕食。はっきり言ってこのお店は伝説レベルです!名物「ラムしゃぶ」が絶品であることは言うまでもないのですが、そのお値段でなんと一人前千円ぽっきり。ボリューム満点なお肉と野菜、しらたき、お豆腐、俵おにぎり、〆のラーメン等がセットになってこのお値段なのです。別に安さで勝負してるわけでもなくて、間違いなく美味いのが素晴らしいですな。

千成のラムしゃぶセット
千成のラムしゃぶセット

そして最終日は十勝岳へ。十勝岳はやはり火山のダイナミックな景観が魅力ですが、そんな強酸性の荒々しい風景の中にもメアカンキンバイやマルバシモツケをはじめとする高山植物がたくましくも結構咲いており雅を添えています。この日もやや風が強く、しかも南風であったため火山性の噴気の影響で若干咳が出ましたがマスクを持参していたため大丈夫。気管の弱い方は特に注意された方がよろしいかと思います。山からは美瑛のパッチワークの丘や旭川の街、芦別岳や表大雪なども見えていました。

とまぁ、今回T様には思う存分北海道の自然とグルメの両方を満喫していただけました。いや~、北海道の底力を見せつけてしまいましたね。T様!また遊びにいらっしゃってくださいね!