おすすめの山の本「クマにあったらどうするか」


みなさまこんばんは。西田です。今日はおすすめの本のご紹介。
昨今世間を騒がせているクマさん達ですが、とりあえずクマの事を知りたかったらこれを読んでください、というのがこの本です。
この本の語り手は姉崎等さんというアイヌのハンターさん、聞き手は片山龍峯さんという私の両親の知り合いでしてね。

アイヌ民族の知識は間違いなくこのアイヌモシリ(北海道)の歴史を裏付ける、生活・文化的に重要な知恵だと僕は考えています。
「自然を畏敬し共に生き、この世に無駄なものは一つもない」とするアイヌの生き方をベースとした自然への知恵が、姉崎さんの言葉によく表れていると思います。 自然に寄り添う現場からの知恵としてのクマ対策が、今の世の中には必要なんではないでしょうねぇ。

文中にはオソのような熊はなかなか捕まらないといった予言もされていて、読み物としても面白いですよ。
北海道の自然が好きな本格派の方にはぜひ。