オンネトーの動画など…

数年前から四季を通してちょこちょこ撮っていたオンネトーのビデオクリップを編集し、ムービーポエムに仕立て上げてみました。ムービーポエムってなんやねん?とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、私が勝手に考えただけのモノです。これは、マイルス・デイビスがジョセフ・ザヴィヌルの名曲「in a silent way」を「トーンポエム」と表現していたことにインスパイアされたものです。ま、ただの素人動画なのですが…。

さて、このオンネトーのビデオですが、春のバージョンと秋のバージョンの二本立てとなっておりまして、これをご覧いただけばグリーンシーズンのオンネトーはかなり予習していただける運びとなっております。自然散策ガイドプランのご参考にでもしていただければ幸いです。今回はドローン映像もフューチャーされてます。

久々に雌阿寒岳登山ガイド

さて、約2カ月半もの活動休止を経て、今日は久々に雌阿寒岳のガイドプランへお客様をご案内差し上げました。ルートはマニアックな魅力が光る阿寒湖温泉ルート。天候は曇り後雨、幸いにも登山中ほとんどの時間に雨には当たらず済んだものの、山頂は予想通りガスの中…。

雌阿寒岳、阿寒湖温泉ルート
雌阿寒岳、阿寒湖温泉ルート

しかし、フィトンチッドの森の空気は私たちをいつもと変わらず優しく包み、メアカンキンバイやメアカンフスマ、コマクサ、カラフトイソツツジなどが咲き誇っておりました。久々に見る雌阿寒岳、阿寒湖温泉ルートは変わりありません。択捉島で育った叔母に北方墓参の感想を聞いた時、「自然だけは全く変わっていなかった」と言っていたのを思い出します。

雌阿寒岳、メアカンキンバイ
雌阿寒岳、メアカンキンバイ

このほどのコロナウィルス感染症の被害に遭われた方には心よりお見舞い申し上げます。また関係者各位、医療従事者の皆様には厚く御礼申し上げます。

未だ多くの山域がコロナ禍の影響を色濃く残し、閉ざされた施設等も多いのが現状ですが、少しずつにでも着実に、また登山活動が正常に行われることを願っています。

雌阿寒岳、コマクサ
雌阿寒岳、コマクサ

ここ最近の、買ってよかった!素晴らしきギアたち5選

どうもお世話になっております。ガイドの西田です。

実は、なにを隠そうわたくしは非常に新しい物好きです。登山用品や色々な道具類など、最新のとか最軽量とかいうものに目がないタイプで、むやみやたらと最新ギアを導入してみたくなってしまいます。まぁゴローの登山靴だけは例外で、これはクラシックタイプの登山靴ですが。そうして新しいギアを使って色々と実験をしてみたい性分なのですよね。まぁ、すんごい良かった!というものも有ればなんやこれ金返せ!という失敗も色々あります。

そんな新しいもの好きの私がここ最近使ってみて「これは良かった!みんなもこれ買ったほうがいいよ!」というものをお知らせしてみましょう。なんといいますか、私は性格上皆さんのよき人柱タイプの人間なので良かったら参考にしてみてください。

 

5位、ナンガオーロラライト寝袋

ナンガオーロラライト600SPDXと800DX
ナンガオーロラライト600SPDXと800DX

このナンガのオーロラライトというシリーズは、外側がオーロラテックスという防水透湿素材になっているシュラフカバーのいらないタイプの寝袋です。デナリに行くとき某好日山荘の店長さんにそそのかされて買ったものですが、これは本当に買って良かったですね。羽毛の高品質は言わずもがなで、縫製や構造も素晴らしく羽毛が抜けてくるという事はほぼありません。やはり防水透湿の外側のおかげで、長期山行でもロフト低下は起こりにくいです。厳冬期のテント泊で霜が寝袋のガワにたくさん着いてもサッと手で払えば無かった事に!ジッパースライダーが特殊な形をしていて噛みこみもしにくい点も気に入っています。尚且つシェルのかぎ裂きなども無料で面倒を見てくれる永久保証!…いやなんと素晴らしい。
私はすでにナンガの寝袋は3つ持っているにもかかわらず、更にもう一つ夏用のオーロラライト380か450を買い足して通年オーロラライト体制で行こうと思っているほどです。近ごろはUDD(ウルトラドライダウン)という超撥水ダウンのシリーズも出ているようで気になるところです

https://nanga.jp/product/sleeping-bag/aurora-light/aurora-light-450-dx-2019/

 

4位 パタゴニア ナノエアライトハイブリッドフーディ

パタゴニア ナノエアフーディとナノエアライトハイブリッドフーディ
パタゴニア ナノエアフーディとナノエアライトハイブリッドフーディ

パタゴニアのナノエアはもう定番ですね。簡単に申しますと、これは新タイプの中綿入り中間着という感じのウェアです。私はこれを今年まで体験したことがなかったのですが(なぜならとんでもなくお高いので)みんな着ているのでさぞかし良いのだろうなとは思っておりましたが…で、実際使ってみてびっくり!想像を上回る素晴らしさですね。はっきり言って現状の中間着の中では最強ではないでしょうか。今まで中間着としてフリースを着ていたところをこのナノエアで置き換えると、とても具合がよろしい!特徴としては、保温性が高いわりに透湿性が非常に高く汗抜け抜群。暖かいのに蒸れないという奇跡的な感覚!ストップアンドゴーを繰り返したり、重荷を背負った本気の登山のミドラーとして大変よくフィットします。フードのカットも良いので、よほど低温だったり強風だったりしない限り単体バラクラバの出番は無くなります。というより、フードもやっぱり透湿性が高いとすんごい快適なのです!というわけで本気の冬季登山用にはフーディタイプが絶対おすすめ。フリースの時代からなかなか華々しいブレイクスルーだと感じました。私はナノエアフーディを一着買って非常に気に入り、即座にナノエアハイブリッドフーディも買い足しました。無印ナノエアは少し保温性が高めなので日本国内の山岳環境ではナノエアライトハイブリッドの方がつぶしはきくと思います。パタゴニア製品はどんなに物が良くてもセールスが振るわなければ容赦なくディスコンになってしまうので、こういう絶対的に良い物はさっさとゲットしましょう。

https://www.patagonia.jp/ms-nano-air-light-hybrid-hoody/84415.html

 

3位 マジックマウンテン SIREX カンチェンジュンガ

マジックマウンテン SIREX カンチェンジュンガ
マジックマウンテン SIREX カンチェンジュンガ

これはオランダ産の特殊なフォームで作られているクローズドセルタイプのマットです。特徴は195センチで150グラムという超軽量性。山では195センチなど文字通り無用の長物ですので半分に切って使いますが、そうすると75グラムという信じられない軽さになってしまいます。75グラムといえば、軽量の肉抜きフォージドタイプの環付きカラビナくらいの重さですよ!なんと軽い…。保温性もまずまずでR値はおそらく1.8くらいでしょうか(自分の体感的にはアルミ蒸着の付いてないクラシックリッジレストと同じくらい…※体感には個人差がありますのでご注意ください)普通に北海道の冬山でも使えていますので、かなり有用性は高いと言えるでしょう。欠点はやや傷がつきやすいという事くらいでしょうか。リッジレストはボロボロになっても20年とか平気で使えますが、このマットはさすがにそこまではもたないと思われます。個人的にはインフレータブルタイプは、穴が開いたり、内部剥離して変な形に膨れてきたりしやすいのであまり好みではなく、最近の本気登山の際は完全にこれ一択です。

https://www.amazon.co.jp/マジックマウンテン-MAGIC-MOUNTAIN-カンチェンジュンガ-IBKJ195/dp/B017YUFCHY/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%AB%E3%83%B3%E3%83%81%E3%82%A7%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%B3%E3%82%AC&qid=1586259887&sr=8-1

 

2位 エッジタクティカル サングラス

エッジタクティカル オーバーロード
エッジタクティカル オーバーロード

これは端的に言いますと、めちゃくちゃ曇りにくいアンチフォグレンズのサングラスです。なんでも米軍仕様らしいのですが日本ではモデルガンとかサバイバルゲーム用品の店で売っています。北稜クラブのダニーアーノルドことW君がKURI ADVENTUREさんの動画で見知ったらしく教えていただきました。とにかくこのサングラスはホントに曇りにくいです。曇らないというのはどういうことかというと、親水性があってレンズ上で水分が水滴状にならないので視界が確保されるという仕組みらしいですね。登山中に入山から下山までずーっとかけていて曇らないのは自分が知る限りこのサングラスだけ。これをかけたままフードを被ってアウターシェルのジッパーを最上部まで上げて顔を完全に覆っても全然曇りません。つまり、強風下でも顔を完全に保護できるのです。結果としてゴーグルは不要になり、安全性にも軽量化にも寄与します。間違いなくおすすめの逸品!

試しに加湿器の湯気に当ててみますと…水の膜が出来て視界は遮られません。このため乾くのも早いです。

https://www.amazon.co.jp/【EDGE-TACTICAL】OVERLORD-Tactical-Eyewear-G-15/dp/B07LGS2MWZ/ref=sr_1_2?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&dchild=1&keywords=%E3%82%A8%E3%83%83%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%82%AF%E3%83%86%E3%82%A3%E3%82%AB%E3%83%AB&qid=1586259569&sr=8-2

 

1位 ヘリテイジ クロスオーバードーム2

ヘリテイジ クロスオーバードーム2
ヘリテイジ クロスオーバードーム2

これは去年の秀岳荘のセールで39000円になっているのを小一時間迷いに迷って買ったものですが、これもめちゃくちゃ良いです。とどのつまりは770グラムの超軽量シェルターなのですが、快適性は高く普通のシングルウォールテントと居住性はそんなに変わりありません。770グラムといえば、私が23年前買ったその当時の最軽量テント「石井ゴアライト1人用」1500グラムの約半分ですから時代は変わったものだなぁと思います。シェルターとはいえ2人用(210×130センチ)が1キロを割るのは自立するクロスフレームタイプでは不可能だとばかり思っていました…。仕舞寸法も2人用ツェルトと同じ位と極小です。ちなみにこのクロスオーバードーム、テントではなくシェルターですので、パネルの透湿性がやや低いです。つまりベンチレーションを全絞りに閉め切ると窒息の恐れがあるので要注意。最初これを知らずに(というか知ってて無視して)悪天候の中で閉め切っていると苦しくて死ぬかと思いました。実はこのクロスオーバードームを使う上でここが忘れてはいけないポイントで、雪や風が吹き込もうとも絶対にベンチレーションは閉め切ってはいけないのです。ベンチレーションさえ閉め切らなければ、普通より少し寒いけど快適な超軽量シェルターなのというわけです。あとの留意点は超軽量なだけにパネルやボトムが薄いということくらいでしょうか。最近はニューバージョンが出るようで、それは防水性も透湿性も軽量性もアップして、ベンチレーションは絶対に閉め切れないように煙突部分の先端がメッシュになっていました…。ヘリテイジもなかなか意欲的な商品を開発しますねぇ

https://heritage.co.jp/Gears/COD.html

というわけで、みなさんも色々試してみると面白い発見がありますよ。その際はお知らせいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

今シーズンのスノーシュー催行状況など

皆様お久しぶりです。ガイドの西田です。
小雪状況が続く道東ですが、寒気が入ってかなり冷え込んだなと思ったのもつかの間、ここ最近は春のように暖かくなってしまいました。

この暖気で阿寒湖にもオンネトーにも少し上水が上がっています。どうしてもスノーシューに団子雪が付くので、シリコンスプレーを塗布してみましたら、これが効果てきめんで、団子とは無縁のスノーシュー生活が送れるようになりました。寒かったり暖かかったり忙しい天気ですが、全体的に平均気温は高いようです。

それにしても新型コロナウィルスの蔓延により訪日外国人観光客はすっかり激減してしまいました。そのかわり今シーズンは国内のお客様から直前予約などで割とよくお声がけをいただいており、ありがたいばかりですが…この事態の早期収束をねがうばかりです。

 

珍しくドカ雪 in AKAN

みなさまこんにちは。お世話になっております。ガイドの西田です。
しかしなんですな。やっぱり取り返しにきましたな。ここ最近の阿寒周辺の積雪量の話ですが。

新雪の滝口付近
新雪の滝口付近

 

今年はとうとう北海道東部においてはスノーシューを履く意味が見いだせないという記録的な年になるのではないかという懸念がありましたが、1月30日の大雪によりやっと、スノーシューでの雪上歩行における快適性をご実感いただける運びとなりました。なんと遅いこと…。阿寒湖氷上フェスティバルの設営にも雪が足りずに困っていたところでしたが。
ズーっと全然降らずに低気圧とともにドカッと大量に湿った雪が降るのが最近の御定まりのパターン。私の子供時代は冬といえばちゃんとどっかり雪が降っていたものですが。

私の後ろ姿・お客様より

 

そんな重い雪の中スノーシュープランをご体験いただいた皆様、ありがとうございました!晴れた日もあれば雪の日もあるのが大自然です。思う存分に阿寒の自然をご体験いただけておりましたら幸いです。また遊びにきてくださいね!

オンネトー・スノーシュー
オンネトー・スノーシュー

阿寒周辺スノーシュープラン・積雪状況のお知らせ

みなさまこんにちは。ガイドの西田です。
今シーズンは本当に雪が少ない!2020/1/14現在のところ阿寒周辺の積雪は5cmに満たないといった程度でしょうか。北海道東部の太平洋側は、元々雪の少ない地域特性を持ってはいますが、少なくとも私の幼少時よりの記憶ではこのような状態は例年に無いと思います。

この小雪状況によってスノーシュープランの催行には変化がございまして、おあかんプランではまだスノーシューを使っての自然散策のご案内はできておりません。おあかんプランの散策ルートである雄阿寒岳登山道の下部は、起伏が多めで、露出した地面へのインパクト配慮から、十分な積雪がないとスノーシューが利用出来ません。今のところ、防寒長靴をお履きいただいたうえでの自然散策という形をとらせていただいております。足元は通常より軽めの散策となりますが、これも自然の状況によるものとご理解の程よろしくお願いいたします。

エゾユキウサギの足跡
エゾユキウサギの足跡

オンネトーも雪は少なめですが、通常通りスノーシュートレッキングをお楽しみいただくことが可能です。雪の少なさから、オンネトーの湖上はまだまだ歩きやすいく、場所によっては風で雪が飛ばされ湖の表面の氷が露出しています。

オンネトー
オンネトー

年々変化の気になる北海道の冬の状況ですが、最近非常に特徴的な風物も目にしております。そのお話はまた次回にて…。

2019/11/30 オンネトー全面結氷のお知らせ

 

今年は最近になっていきなり寒くなりましたね。これはオンネトーもいい具合に結氷していることでしょう!ということで、カメラと三脚を携えて見に行ってみました。

オンネトー・アイスバブル
オンネトー・アイスバブル

やはり!今年は晴れた低温の日が続いていたため、綺麗に油氷となって結氷していました。油氷というのは、表面に雪がついていない水分のみが凍った状態の氷のことで、陽に透かして見ると虹色に見えたりするので油氷と呼ばれています。(阿寒湖独特の言葉かもしれませんが、どうなんでしょう…。)

ストップモーションのように結氷した湖面は美しく、上に乗ると底が透けて見え恐ろしくもあります。アイスバブルも沢山あってなかなか素敵。自然にできたスケートリンクですね。

氷の厚さはひびを観察するに3~4cmといったところでしょうか。岸近くではまだミシミシひびが入るので怖いです。時折湖全体が氷の収縮音でバキーンと鳴ったりもします。オンネトー茶屋方面の湖上にはテラテラの氷の上に薄雪の風紋が出来ていて、これまた綺麗!

氷の造形
氷の造形

この時期だけの特異なオンネトーの美しさを体験しようと、マニア達が沢山訪れていました。スケートや自転車に乗っている人達も!ちなみに阿寒湖は滝口のあたりから徐々に凍ってきていますが、全面結氷はまだしばらくかかりそうです。

オンネトーでスケート
オンネトーでスケート

オンネトーには湯壺(湖底から温泉が湧いている場所)などもあり、湖面上に乗るには注意を要します。私のまわりには凍った湖の氷が割れて亡くなった人もいます。気を付けて自然をお楽しみくださいね。

凍ったオンネトー
凍ったオンネトー

真っ白な羅臼岳…

昨日今日は、知床は羅臼岳にて毎度お馴染みの知床山考舎の滝澤ガイド・伊藤ガイドと共に今シーズン最後となる登山道整備及び携帯トイレブースの冬囲い作業を行ってまいりました。

 

羅臼岳登山道も下部の樹林帯ではもうすっかり晩秋といった感じで紅葉がとても綺麗でした。知床の紅葉といえば、羅臼岳・岩尾別温泉ルートはミズナラやダケカンバなどオレンジや黄色になる樹種が多く、羅臼温泉ルートはハウチワカエデやエゾヤマザクラなど赤系の樹種が多めに混じり、尾根を挟んでそれぞれ違った印象があって面白いです。葉っぱが落ちた樹林の登山道からはいつも以上に硫黄山がよく望めます。

 

大沢より上ではすっかり登山道も雪や霜、エビのしっぽに覆われておりました。綺麗である反面、この時期の山は天候によっては状況が一変しやすくもあり、低体温やルートロスの危険性も高くなっています。登山される方はしっかりとした装備とリスクマネジメントと共に行動してくださいますようお願いいたします。

真っ盛り!阿寒湖の紅葉

さてさて今日は阿寒湖の紅葉トレッキングということで、東京からおこしのY様をご案内させていただきました。まさに今は阿寒湖の紅葉はベストタイミング!一年で写真やムービーを撮影するのに一番忙しい季節でもあるかもしれませんね。

 

紅葉狩りはスポットの選定が最も大事なので、普通にブラブラしていても良い場所に気づかず近くを擦過してしまうこともしばしばでしょう。阿寒湖畔に来ていただいても滝見橋から写真を撮って終わりでは勿体なさすぎます…。

ちょうど紅葉が見ごろを迎える10月の阿寒湖周辺ですが、このくらいの時期からは私のスケジュール的にも夏山登山のご案内が一段落し、調整がしやすくなってきますので、トレッキングや自然散策をご要望のお客様はぜひお気軽にお声がけください。

今シーズン最後の沢(お仕事)

数日前、森林植生調査のお仕事にてお馴染みのH田くんと日高南部の沢に行ってまいりました。いや~北海道の秋の渓もまた素晴らしいものです。秋晴れの清々しい天気の中、ひたひたと河原に歩を進めていくと「う~ん、やっぱり沢もいいなぁ」としみじみ思います。いっそこのまま河原で焚火でもしながら、一泊したいという衝動にかられましたね。

今シーズンの夏はお仕事続きで全く沢に行けていなかったのですが、日高の沢といえば自分が所属する帯広労山にとっては思い入れの深い場所で、以前の帯広労山は毎週のように激しい日高の沢山行の計画が出されていたものです。共同装備のコッフェルやテントなどにも名無し(日高の険渓の一つ)や1823(七の沢や名無し沢など険渓を擁する無名ピーク)など、素人にはわからない符牒のような名前が付けられており、新入会員の憧れを誘っておりました。

トップの写真は日高の名渓の一つソエマツ沢!!!☆ですが、このような場所のあたりにお仕事で入るということにはとても感無量といいますか、ワクワクするとともに恐ろしくもあります…。